被写体を際立たせるため背景を玉ボケにして撮る方法がありますが、メインの被写体を入れずにピントを手前にして撮ると玉ボケだけの写真なります。デザイン素材で困ったときにオススメの写真全体が玉ボケ(背景、壁紙などに使う)の素材写真の見本です。
夜景は点光源の集まりです、みなとみらいの夜景は最適!玉ボケだけの写真を撮りました。
手前に主役となる被写体を入れず、設定はすべて手動にして、ボケ具合を確かめながらピントと絞りを調節しました。
通常、玉ボケを大きくしたいのならば、F値をできるだけ開放に近くに設定しますが、レンズの焦点距離、カメラから被写体の距離、ピントの合わせ方でも大きくなったり小さくなったりします。
いずれにしても、適当に撮るのではなく、撮っては確認!撮っては確認!好みの玉ボケになるよう調整して、シャッターを切りました。
★私が心がけている玉ボケの撮り方ポイント
1.大きい玉ボケを作りたいときは、F値をできるだけ開放に近くに設定します。
小さいボケは逆に絞り込むようにします。
2.レンズの焦点距離でも大きさが変わるので、ズームレンズのときは画角を見ながら撮ります。
3.カメラと背景の距離を考える。
近くに寄るのか離れるのか、こちらも画角と相談しながら撮ります。
ズームレンズのときはズームで調整するようにします。
4.ピントはオートにして玉ボケを好みになるよう調整します。(一番重要なこと)
5.設定を変えて最低でも4,5枚は撮るようにします。
1枚目、木の遊歩道から歩きだして、観覧車が赤くなるのを待って撮りました。
Canon-EOS-1D-Mark4
マニュアル
絞り=F値3.5
シャッタースピード=1/80
ISO=5000
レベル補正=0
レンズ=EF24-70ミリf/2.8L USM_24ミリ
2枚目、木の遊歩道をもう少し歩き進めて、観覧車近づいて撮りました。
Canon-EOS-1D-Mark4
マニュアル
絞り=F値2.8
シャッタースピード=1/80
ISO=3200
レベル補正=0
レンズ=EF24-70ミリf/2.8L USM_24ミリ
●3枚目、更に歩き進めて、左にパンして撮りました。
Canon-EOS-1D-Mark4
マニュアル
絞り=F値3.5
シャッタースピード=1/80
ISO=5000
レベル補正=0
レンズ=EF24-70ミリf/2.8L USM_24ミリ
●4枚目、70ミリだと玉ボケがこんなに大きくなります。
Canon-EOS-1D-Mark4
マニュアル
絞り=F値2.8
シャッタースピード=1/80
ISO=3200
レベル補正=0
レンズ=EF24-70ミリf/2.8L USM_70ミリ
5枚目は、F値11の見本です。デザイン素材として使いました。
日没寸前の池のキラキラを小さい玉ボケで撮れるようにF値11としました。
ホワイトバランスはオートで、色味はLightroomでRAW現像の時に色付けしました。
Canon-EOS-1D-Mark4
マニュアル
絞り=F値11
シャッタースピード=1/500
ISO=100
レベル補正=0
レンズ=EF70-200ミリf/2.8L IS USM_200ミリ
6枚目もF値11の見本です。絞り優先で撮りました。
Canon-EOS-1D-Mark4
絞り優先
絞り=F値11
シャッタースピード=1/100
ISO=100
レベル補正=0
レンズ=EF70-200ミリf/2.8L IS USM_150ミリ