太陽の光芒を撮る!冴えない風景を映えある写真にする
太陽が富士山頂と重なり合う一瞬の煌めきを「ダイヤモンド富士」と呼び、見る場所、光の当たる場所の違う沢山の写真が撮られています。私も一度は撮ってみたい(撮りに行きたい)写真です。
これとは別に、皆既日食で太陽が月に隠れる直前と太陽が現れ始めた直後に、一瞬、太陽光がもれて輝く(ダイヤモンドの指輪のように見える現象)「ダイヤモンドリング」があります。
さすがにこれは撮ってみたいと思って撮れる写真ではありません。
ここまで大げさにならなくても、木々の間から差し込む光を、光条として草花や木々と一緒に捉えると、何気ない見慣れた風景もいつもと違った映えのある写真になって撮れます。名付けてダイヤモンドリーフ、ダイヤモンドメタセコイヤ、ダイヤモンドローズ、などなどです。
ダイヤモンドの輝き(光条)を出すには、好みにもよりますが、絞りは絞るほど光条の鋭さや長さが増します。私はF値を14〜18の間で撮るようにしています。
また光芒(光条)の数はレンズの絞り羽根の数で決まってきます。絞り羽根には、偶数羽根、奇数羽根があり、偶数羽根は枚数の数、奇数羽根の場合は枚数の倍の数になります。
8枚ならば8条になり、9枚ならば18条になります。
一味違った写真、みんなと違った写真、映える写真を撮るには「太陽に向かって撮れ」といいます。つまり逆光で撮れ!ですが、天気のいい日の撮影には必ず一枚、太陽の光芒(光条)を入れた風景を狙って撮っています。
注意としては、ファインダーを覗いて取る場合は、サングラスするなどの対策も必要かと思います。
モニター撮影も出来ますが、ファインダーからの方が光条の具合をコントロール出来るような気がしています。
★ダイヤモンドリーフ
Canon-EOS-1D-Mark4
絞り優先
絞り=F値18
シャッタースピード=1/80
ISO=400
露出補正値=-0.3
レンズ=EF24-70ミリf/2.8L USM_26ミリ
★ダイヤモンドローズ・ピンク
Canon-EOS-1D-Mark4
絞り優先
絞り=F値22
シャッタースピード=1/40
ISO=800
露出補正値=-0.3
レンズ=EF24-70ミリf/2.8L USM_24ミリ
★ダイヤモンドローズ・イエロー
Canon-EOS-1D-Mark4
絞り優先
絞り=F値22
シャッタースピード=1/500
ISO=800
露出補正値=-0.3
レンズ=EF24-70ミリf/2.8L USM_24ミリ
★ダイヤモンドローズ・レッド
Canon-EOS-1D-Mark4
絞り優先
絞り=F値18
シャッタースピード=1/320
ISO=125
露出補正値=-0.3
レンズ=EF24-70ミリf/2.8L USM_24ミリ
★ダイヤモンドメタセコイヤ
Canon-EOS-1D-Mark4
絞り優先
絞り=F値18
シャッタースピード=1/50
ISO=200
露出補正値=-0.3
レンズ=EF24-70ミリf/2.8L USM_24ミリ
★ダイヤモンドドコモビル
Canon-EOS-1D-Mark4
絞り優先
絞り=F値16
シャッタースピード=1/100
ISO=400
露出補正値=-0.3
レンズ=EF24-70ミリf/2.8L USM_38ミリ
おまけ1(ダイヤモンドコスモス)
おまけ2(ダイヤモンドキティ)